第28話 ブロンプトンで定峰峠ヒルクライム|小川町輪行と玉川温泉、埼玉の「三丁目の夕陽」

STORY

先日の富士山ライドで、登りがめっきり弱くなっていることに気づいた。

このまま関東平野の平坦ばかり走っていたら、そのうち行ける場所の選択肢まで少なくなってしまう。
速く登りたいわけではない。
追い込まなくても、遅くても、ちゃんと登れますよ。
それくらいの状態にはしておきたい。

というわけで今回は、ブロンプトンで定峰峠へ。
草加から小川町まで輪行して、ヒルクライムの練習をすることにした。
登ったあとは、ときがわ町の玉川温泉に寄って帰る。

トレーニングに温泉。
これなら続けられる気がする。

草加から輪行で行ける練習場所を、Copilotに聞いてみた

とはいえ、埼玉は地元ではない。
ヒルクライムの練習にちょうどいい場所なんて知らない。

さて困った。
そうだ、Copilotに聞いてみよう。

埼玉県草加市から輪行して気軽に行けるヒルクライム練習ができるスポット教えて

定峰峠や堂平山、白石峠、物見山など、いくつか候補を挙げてくれた。
その中で最初にすすめられたのが、小川町駅を起点にする定峰峠方面だった。

なるほど。
とりあえず、おすすめ1番から行ってみよう。
こういう時の決断は早い。

草加から小川町へ輪行|今回の行程

行きの電車

草加駅
↓ 東武スカイツリーライン
新越谷駅
↓ 徒歩で乗り換え
南越谷駅
↓ JR武蔵野線
北朝霞駅
↓ 徒歩で乗り換え
朝霞台駅
↓ 東武東上線
小川町駅

自転車で走った行程

小川町駅 → 定峰峠 → 玉川温泉 → 小川町駅

Screenshot
Screenshot

帰りは行きと逆の経路で草加へ。
今回の電車移動は片道約1時間半だった。
日帰りで練習に出かけるには、私にはちょうどいい距離感だ。

小川町駅から定峰峠へ|封印されしヒルクラ筋を起こしに行く

小川町駅に着いて、まずはローソンへ。
途中でお腹が空いたら嫌なので、パンを買ってお腹に詰め込んでおく。

走り出して最初の10kmほどは、平坦を走っている感覚だった。
15kmくらい進んだあたりから、いよいよ登りらしくなってきた。
距離は大まかな目安だけど、駅を出ていきなり坂、というわけではなかった。

今回登った道は、私の感覚では、激坂が連続するというより淡々と登っていく感じ。
もちろん、ところどころ勾配がきつくなる。
それでも景色のいい場所では立ち止まり、記念撮影をしながらゆっくり登っていく。

山並みの向こうに平野を望む。こういう景色に出会うと、自転車を止めて写真を撮りたくなる。
足元には落ち葉、木々の向こうには遠くの景色。急がず、景色も楽しみながら進む。

久しぶりに、登りのために脚を使っている。
いい感じに刺激が入ってきた。

あえて中二病的に言うなら、

「ふはははは。我が脂肪に封印されしヒルクラ筋よ、今こそ目醒めるがよい!」

そんな感じだ。
封印、だいぶ分厚そうだけど。

定峰峠の登りで実感した、脚の衰えと伸び代

ただ、一番感じたのは、登り続ける脚がもたなくなっていることだった。

以前、PEAKSに参加するために練習していた頃は、地元・石川県で14.5km、850mアップのコースを5本とか、平気で走っていた。
それが今では、登りを6kmほど走っただけで、限界に近い疲れ方をしている。

まぁ、それが今の実力というだけだ。
伸び代しかない。

今日は、途中で歩くことになってもいいから上まで行こう。
そう思いながらペダルを回す。

しかし、初めてのコースは精神的にきつい。

あと、どれくらい残っているんだ?
このペース配分で本当に大丈夫なのか?

そして、これまで山道を走っていて何度も思ったことがある。
それまで一定の勾配で登っていたのに、なぜか最後だけ急にきつくなる傾向があるのだ。

まるで、残った標高差の帳尻を、最後にまとめて合わせているような坂。
もちろん道を造った人の意図なんて知らないけど、走る側としては、そう言いたくなる。

そんな「最後の帳尻合わせ」っぽいところに差しかかった。
ただ、初めての道なので、本当に最後なのかわからない。

これがまだまだ続くんだったら。。。

そう思った途端、急に脚が重くなった。
だめだ、しばらく歩こう。

自転車を降りて押し始めたら、ほどなくして定峰峠に着いた。

……もう、そこだったのか。

やっぱり最後の帳尻合わせだったらしい。
脚だけじゃなく、気持ちの配分も難しい。

次はコースを知っている分、もう少し楽に登れるといいな。
いずれは、このコースを2周できるくらいにはしておきたい。
焦らず、ゆっくりトレーニングしていこう。

定峰峠から下山|狭い道でのすれ違いに注意

下りは来た道をそのまま戻らず、周回になるように考えた別のルートへ。

ここがゴールみたいです。
青空に大きな雲、目の前には山並み。ブロンプトンと山道の風景を一枚に。

私が走った時は、路面はそれほど悪く感じなかった。
ただ、道幅の狭いところがあり、車とすれ違う時には余裕のない箇所もあった。

登りが終わったからといって、気は抜けない。
下りは慎重に進む。

無事に下り終えたら、次の目的地、玉川温泉へ。
ここからは、お楽しみの時間だ。

ときがわ町・玉川温泉へ|昭和レトロな天然温泉が気に入った

今回立ち寄ったのは、ときがわ町にある「昭和レトロな温泉銭湯 玉川温泉」。
名前の通り、昭和の雰囲気を感じるつくりになっていて、とてもいい。

玉川温泉に到着。提灯にオート三輪、昔の看板。入口から昭和レトロな雰囲気が漂っている。
入口前すぐにあるサイクルラック。

雰囲気だけの施設ではなく、天然温泉でもある。
公式サイトによると、泉質はアルカリ性単純温泉。
なお、加温・濾過循環ありとのことなので、源泉かけ流しというわけではない。

温泉の紹介・施設公式サイト

床屋のサインポールに昔の広告。館内にも、懐かしさを感じるものがあちこちに並んでいる。
売店やゲームコーナーまで昭和レトロ。お風呂だけでなく、館内を眺めるのも楽しい。

露天風呂も広く感じられて、私には少しぬるめの、のんびり入りたくなる温度だった。
さっきまで坂で限界になっていたのが、もうずいぶん前のことみたいだ。

気がつけば、お風呂で1時間近く過ごしていたと思う。
帰りの時間もあるし、そろそろ上がらないと。

峠の上ではあんなに時間が長く感じたのに、温泉ではあっという間だ。
同じ1日なのに、不思議なものだ。

小川町駅へ戻る道で感じた、埼玉の「三丁目の夕陽」

お風呂を上がり、小川町駅へ向かう。

玉川温泉だけではなく、このあたりの道を走っていると、どことなく懐かしい。
私が田舎育ちだから、余計にそう感じるのかもしれない。

昭和レトロな温泉と、帰り道に感じる里山の雰囲気。
私にとっては、埼玉の「三丁目の夕陽」とでも言いたくなるような時間だった。

このコース、少しハマったかもしれない。

今の自分にはちゃんと練習になる登りがあって、そのあとに気に入った温泉がある。
ただ苦しいだけのトレーニングより、また来ようと思える理由があるのは大きい。

次の課題はバーエンドバー|登れる脚を少しずつ取り戻す

そして、今回のヒルクライムで一番強く思ったこと。

バーエンドバーが欲しいー!

今のバーハンドルだと、私には上半身の力が使いづらく、もう少し違う握り方ができたらなと思う場面があった。
これを付ければ登りが速くなる、という話ではないけど、登る時の姿勢や握り方は見直したくなった。

今のハンドルに取り付けられるか、折り畳みの邪魔にならないか。
そのあたりも含めて、今度いろいろ探してみよう。

とりあえず、今回の目標は達成。
最後は歩いたけど、定峰峠の上まで行けた。

次はもう少し楽に。
その次は、もう少し余裕を持って。

遅くても、行きたい場所までちゃんと登れる脚を、少しずつ取り戻していこう。
帰りに温泉があるなら、たぶん続けられる。

さぁ、次はどこに行こうか。

実用情報まとめ|小川町輪行と玉川温泉

  • 今回の輪行経路:草加→新越谷/徒歩で南越谷→JR武蔵野線で北朝霞/徒歩で朝霞台→東武東上線で小川町。帰りは逆経路。
  • 所要時間:今回は電車移動で片道約1時間半。利用列車や接続によって変わるため、出発前に乗換検索で確認。
  • 走行の目的:記録狙いではなく、無理のないペースで登り続ける練習。
  • 下山:今回走った区間には道幅の狭い場所があった。道路状況・規制は変わるため、出発前と現地で最新情報を確認。
  • 玉川温泉:埼玉県比企郡ときがわ町大字玉川3700。営業時間・料金は時間帯などで異なるため、公式サイトで確認。

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