はじめに|草加から弘前へ、日帰り輪行旅の始まり
知り合いの命日にお墓参りへ行くついでに、青森県弘前市を少し探索してみようと思い立ちました。相棒はもちろん愛車のブロンプトン。埼玉県草加市から弘前まで、日帰り輪行という無謀とも言える挑戦の記録です。
草加駅から弘前駅までのアクセスと所要時間


ルート:草加駅 → 上野駅 → 新青森駅 → 弘前駅 総所要時間:約5時間
日帰りスケジュールを組んでみると、以下のようになりました。
- 7:30 自宅出発
- 13:00 弘前駅到着
- 16:00 弘前駅出発
- 21:30 帰宅
滞在時間はまさかの約3時間。お墓参りだけなら十分ですが、実はもう一つ行きたい場所がありました——弘前れんが倉庫美術館で開催中の「風間サチコ展」です。
新幹線はやぶさはブロンプトン輪行に最適だった
上野駅で東北新幹線「はやぶさ」に乗り換え。

はやぶさには予約不要・先着順のラゲッジスペースがあり、これがブロンプトンにジャストフィット。紐で固定しておけば、揺れも気にせず安心して仮眠が取れます。

約3時間で終点・新青森駅に到着。ここから弘前駅までは奥羽本線の鈍行列車で約40分。とてもローカルな雰囲気で、車内にトイレまで完備されているのは驚きでした。こういう小さな発見も、輪行旅の醍醐味です。
ランチ難民からの救世主|cafe & shop BRICKの「りんごカレー」

弘前駅到着はお昼過ぎ。まずは目星をつけていた「津軽のおかず もんどりこ」のヒラメ漬け丼を目指しましたが……まさかの定休日。
こんなこともあろうかと用意していた第二候補、弘前れんが倉庫美術館の隣にある「cafe & shop BRICK」へ向かいます。
向かって右が「弘前れんが倉庫美術館」、左が「cafe & shop BRICK」。ブロンプトンを駐輪場に停めて入店します。

店内はカフェというより、「めちゃくちゃオシャレな道の駅」という表現がぴったり。地産地消の商品がずらりと並び、見て回るだけでも楽しめます。

注文したのは名物「りんごバターカレー」。バーモントカレーの甘口をイメージしていましたが、実際はしっかり辛めのルーに、福神漬けのように甘いりんごジャムが添えられているスタイル。これが意外にもマッチして、とても美味しかったです。

弘前れんが倉庫美術館「風間サチコ展」レビュー
食後はすぐ隣の弘前れんが倉庫美術館へ。幾何学模様のレンガが印象的な入り口をくぐると、巨大な犬のモニュメントがお出迎え。


風間サチコってどんなアーティスト?
正直に言えば、風間サチコさんについて事前知識はゼロでした。でも、美術館の個展というのは、作品を追っていくうちにその作家の世界観が自然と見えてくるのが面白いところ。

風間サチコさんの世界観は、非常に明快でした。社会の上層部にとって都合のいい世界に対する批判的な視点を、ブラックユーモアを交えた絵で表現しています。しかも、その大半が木版画というのだから驚きです。

情報量が満載でクスリと笑える作品ばかり。アートに詳しくなくても十分楽しめる展示なので、機会があればぜひ足を運んでほしい個展です。
禅林街でお墓参りと重要文化財・長勝寺へ
本来の目的であるお墓参りへ。弘前市の禅林街(ぜんりんがい)は、お寺が33も立ち並ぶ全国的にも珍しいエリアです。

途中でお花を購入し、無事お墓参りを終えました。
長勝寺と忠霊塔
禅林街の最奥には、重要文化財に指定されている長勝寺があり、せっかくなので見学。

そのすぐ隣には戦没者を祀る忠霊塔が建っています。この一帯は旧陸軍基地の跡地とのことで、歴史の層が重なる場所でした。

弘前市の隠れた見どころ|旧第五十九銀行と旧弘前市立図書館
帰り道に少し寄り道して、旧第五十九銀行本店本館と旧弘前市立図書館へ。時間の関係で外観のみの見学でしたが、明治・大正期の洋風建築が今も残る弘前の街並みは、それだけで散策する価値があります。



お土産探し|ねぷた村の手焼きピーナッツ煎餅
続いて津軽藩ねぷた村に立ち寄り、手焼きピーナッツ煎餅を購入。素朴で香ばしい、青森らしい逸品です。


帰りに絶対買いたい「GRAND MERCI」のアップルパイ
最後の締めは、「GRAND MERCI(グランメルシー)」のアップルパイ。駅へ向かう途中で購入し、新幹線の中で味わうという計画です。


弘前駅で見つけた小さな発見
到着時には気付きませんでしたが、弘前駅にはりんごの形をしたポストがありました。

さらに観光案内所にはレンタサイクルもあり、これは大きな発見。

手ぶらで弘前を訪れて、駅でレンタル自転車を借りるという選択肢もアリですね。それくらい、弘前駅周辺には魅力的な観光スポットが密集しています。
駅構内にある犬と猫のねぷたの前で記念撮影をして、弘前市を後にしました。

帰路|新青森駅のりんご自販機とGRAND MERCIのアップルパイ
新青森駅に到着し、りんごジュースの自販機でジュースを購入。


新幹線に乗り込んでから、いよいよGRAND MERCIのアップルパイを実食します。

これが……アップルパイの概念が変わるほどの美味しさ。日帰り強行軍の疲れが一気に吹き飛びました。
まとめ|弘前日帰り輪行は無謀?次回は一泊二日でリベンジを
弘前市を日帰りで満喫しようとした今回の旅、率直な感想は「少し欲張りすぎた」の一言。時間との戦いで、駆け足の観光になってしまったのは反省点です。
とはいえ、ブロンプトンとともに巡った弘前は、アート・歴史・グルメ・建築とあらゆる魅力が詰まった素晴らしい街でした。
次回は一泊二日でリベンジしたいと思います。同じように弘前への輪行旅を考えている方の参考になれば幸いです。


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