番外編⑭【Brompton軽量化】ブロンプトンをフェンダーレス化したら329g軽くなった|費用対効果とデメリットを検証

番外編

タイトル通り、ブロンプトンをフェンダーレス化してみた。

結論から先に言うと、追加パーツ代2,699円で約329gの軽量化になった。
派手な軽量化ではない。でも、できるだけお金をかけずにブロンプトンを軽くしたいという人にとっては、かなり有力な選択肢だと思う。

ただし、もちろん良いことばかりではない。
フェンダーを外す以上、雨の日や雨上がりの快適性は確実に落ちる。そこは完全にトレードオフだ。

今回は、実際にブロンプトンをフェンダーレス化してみてどうだったのか、軽量化の効果、かかった費用、そしてデメリットまで含めて正直に書いていく。


ブロンプトンのフェンダーレス化を考えた理由

実は、折り畳み自転車を選ぶなら、フェンダーはむしろ付いていてほしいパーツだった。

理由は単純で、その方が快適だからだ。
急な雨でも、ポンチョさえ着ていれば、下からの飛沫はフェンダーがある程度防いでくれる。
雨?濡れ上等!で走るロードバイクとは、やっぱりちょっと違う。

それでもフェンダーレス化を考えたのは、先日の青森輪行がきっかけだった。

そのときにしみじみ思った。
「やっぱり重いな……」と。

私のブロンプトンはP Lineなので、C Lineと比べれば多少は軽い。
それでも、輪行や持ち運びの場面では、重いものは重い。

世の中には、C Lineでも8kg台まで軽量化している個体があるらしい。
もはやそれ、T Lineでは?と思うレベルだ。

ただ、そこまで本気で軽量化しようとすると、当然ながら費用がかかる。

たかが自転車のパーツで大げさな、と思う人もいるかもしれない。
でも思い出してほしい。
この“たかが自転車”、40万円クラスだったりするのだ。

軽量化パーツひとつで、ママチャリが1台買えてしまうことすらある。
だったらまずは、なるべくお金をかけずに、効果のある軽量化はできないか
そう考えて、今回フェンダーレス化を試してみることにした。


ブロンプトンのフロントフェンダーを外してみる

というわけで、毎度おなじみ、自転車をひっくり返して作業スタート。

まずは前輪を外して、フロントフェンダーを取り外す。
フロントフェンダーは3か所で固定されていて、フロントフォークとフロントブレーキの固定部に共締めされている。

つまり、一度フロントブレーキを外す必要がある

ここは少し面倒ではあるものの、作業自体はそこまで難しくない。
順番に外していけば、問題なく取り外せる。

……と思ったのだが、ここで想定外のことが起きた。

折り畳み時にフレームを固定するためのフックが、フロントフェンダー側に付いていたのだ。
自分としては、その部分だけ分解して流用できるだろうと思っていた。

でも、そう簡単にはいかなかった。

「うーん……まあ、いったん後で考えるか」

そういうわけで、ひとまず前輪を元に戻して、次はリア側の作業に移ることにした。


ブロンプトンのリアフェンダーを外してみる

続いて後輪を外し、リアフェンダーを取り外す。

こちらもフロント側と同じく3か所で固定されていて、そのうち1か所はリアブレーキのボルトに共締めされている。
ただ、リア側はフロントほど大がかりではなかった。

ブレーキ本体を完全に外す必要はなかったので、この点はフロントより楽だった。

なお、固定していたナットまでそのまま外した状態にしておくのは、なんとなく不安がある。
ボルトには緩み防止剤が塗られているとはいえ、精神衛生上あまりよろしくない。

ということで、外したナットはそのまま戻し、ダブルナットっぽい形で使うことにした。

後輪も復元して、前後とも空気を再充填。
これでひとまず、ブロンプトンのフェンダーレス化作業は完了だ。


ついでにリアリフレクターも取り外した

せっかくなので、リアリフレクターも外すことにした。

これまでは、充電式ライトが万が一切れたときの保険として付けっぱなしにしていた。
でも、今は電池式ライトを使っていて、予備電池も持ち歩いている。

それなら、もう不要だろうという判断だ。

こういう細かい積み重ねも、軽量化では案外効いてくる。


ブロンプトンのフェンダーレス化で何g軽くなったのか

外したフェンダー関連パーツ一式を量ってみたところ、329.0gだった。

なので、今回のブロンプトンのフェンダーレス化による軽量化は、約329gと見てよさそうだ。

329g。
劇的、とまでは言わない。
でも、ほぼ追加費用なしの段階で300g超軽くなると考えると、かなり優秀ではないだろうか。

ブロンプトンのように、走行中だけでなく輪行や持ち運びで重量を実感しやすい自転車だと、この300g超は意外と効いてくる。
走っている最中よりも、持ち上げた瞬間や階段でじわじわ効くタイプの軽量化、という感じだ。


他のブロンプトン軽量化パーツと比べるとどうか

では、フェンダーレス化は他の軽量化メニューと比べてどうなのか。

例えば、前後のタイヤを軽量なSchwalbe Oneに替えれば、重めのタイヤからの交換で前後合計200g前後の軽量化は十分あり得る。

ホイール交換も大きい。
P Line純正ホイールセットの実測例として前後合計1075gという情報があり、Brompton向けの軽量カーボンホイールでは850±25g/ペアをうたうものもある。
単純比較すれば、200〜250g前後の軽量化余地がある計算だ。

シートポストも候補に入る。
ブロンプトン純正のシートポストはスチール製でかなりしっかりしているので、軽量シートポストに交換すれば、100g前後の軽量化は見込めそうだ。

こうして見ると、タイヤ、ホイール、シートポストはどれも軽量化効果がある。
ただし、当然ながら、どれもそれなりにお金がかかる。

それに対して、今回のフェンダーレス化は、作業した時点ではほぼ費用ゼロで約329g。
数字だけ見ても、かなり優秀に思えた。

……と思っていたのだが。


ブロンプトンのフェンダーレス化で発生したフック問題

ここで、ふと思い出した。

折り畳んだときのフック、どうするんだ問題である。

「なくても、まあ何とかなるのでは?」

そう思って試してみたのだが、これはダメだった。
折り畳み時の収まりが成立しない。

追加で必要になったのは、黒いフック状のパーツ。

Amazonで見つけて、そのままポチった。
価格は2,699円

単体で見ると小さな部品だが、これがないとブロンプトンとしての折り畳み機構がきちんと成立しない。
フェンダーレス化を考えているなら、ここはほぼ必須と考えていいと思う。

実際に取り付けてみると、問題なくフックしてくれた。
見た目もそこまで違和感はない。

つまり、今回のブロンプトンのフェンダーレス化は、完全無料ではなく、実質2,699円の追加費用が必要だったということになる。


結論:ブロンプトンのフェンダーレス化は軽量化として有効

結論から言うと、ブロンプトンのフェンダーレス化は軽量化として有効だと思う。

もちろん、ホイール交換みたいな派手さはない。
タイヤ交換みたいに走行感が大きく変わるわけでもない。

でも、費用対効果という観点で見ると話は別だ。

今回かかった費用は、追加のフック代として2,699円
それで軽くなったのは、約329g

軽量化の世界では、100g減らすために何万円も使うことも珍しくない。
そう考えると、このフェンダーレス化はかなりコスパの良い軽量化だと思う。

ブロンプトンの軽量化を考えているけれど、いきなり高価なホイールやカーボンパーツに手を出すのはちょっと……という人にとっては、十分検討に値する方法ではないだろうか。


ブロンプトンをフェンダーレス化するデメリット

とはいえ、当然ながらデメリットもある。

いちばん大きいのは、やはりフェンダーがなくなることそのものだ。

雨の日や雨上がりの路面では、泥はねや水しぶきの影響を受けやすくなる。
もともと「折り畳み自転車にはフェンダーが欲しい」と思っていた自分にとって、ここは間違いなく快適性とのトレードオフだった。

つまり、このカスタムは万人向けではない。


ブロンプトンのフェンダーレス化が向いている人

ブロンプトンのフェンダーレス化が向いているのは、こんな人だと思う。

雨の日はあまり乗らない。
輪行時に少しでも軽くしたい。
見た目をすっきりさせたい。
できるだけ安く軽量化したい。

こういう人には、かなり相性がいい。


ブロンプトンのフェンダーレス化が向かない人

逆に、あまり向かないのはこんな人だ。

通勤メインで使っている。
天気を選ばず乗る。
泥はねを極力避けたい。
快適性を優先したい。

このあたりを重視するなら、フェンダーレス化は満足度が下がる可能性が高い。


まとめ:安くブロンプトンを軽量化したいなら、フェンダーレス化は有力候補

ブロンプトンのフェンダーレス化は、快適性を少し削る代わりに、比較的少ないコストで300g超の軽量化が狙えるカスタムだった。

万人向けではない。
でも、用途がハマる人にとっては、かなり満足度の高い軽量化だと思う。

特に、輪行や持ち運びで「もう少し軽ければな……」と感じている人なら、一度検討してみる価値はある。
派手ではないけれど、こういう地味に効く軽量化、私は結構好きだ。

追記:落とし穴(パート2)

フェンダーレス化してから、「とりあえず輪行に行ってみるか」と行き先を考えつつ準備していたところ、またしても意外な落とし穴を発見してしまった……。

フェンダーがなくなったことで、ブレーキワイヤーケーブルがハンドルを切ったときにタイヤへ干渉することが分かったのだ。

調べてみると、これを防ぐにはケーブルシールドという部品が必要らしい。
何も調べずに勢いで進めると、こういう落とし穴にはまる――そんな良い見本になってしまった気がする。

Amazonや楽天でも探してみたものの、今回はブロンプトン乗りなら知っている人も多いであろうLOROさんで購入した。
買ったのは**H&H DT CABLE SHIELDで、価格は2,420円**。

実際に取り付けてみると、タイヤとケーブルの干渉は見事に解消。
やはり必要なパーツだった。

LOROさんはAmazon Payが使えたうえ、注文から2日で到着
さすが有名店だけあって、安心してお願いできる。
軽量化パーツもいろいろ扱っているようなので、今後もお世話になりそうだ。

しかし、昔は「タイムを1秒でも縮めたい」という理由で軽量化を考えていたのに、いまは「少しでも持ち運びを楽にしたい」から軽量化をするようになるとは……。
結局、自転車というのは、どんな乗り方をしていても軽量化がついて回る乗り物なのかもしれない。

結論

結局、今回の軽量化にかかった費用は5,119円となった。
それでも、費用対効果はかなり高い軽量化だったと思う。

少しでも誰かの参考になればうれしい。

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