今日は遂に伊勢神宮に行く。
前々から雨や仕事でことごとくチャンスを逃すたびに、益々伊勢神宮へ行きたい気持ちが強くなっていた。 前日からソワソワした気持ちで準備を整え、大まかなルートを確認しながらウトウトと眠りについた。
当日の朝、朝食を済ませて出発。
名古屋発7:50の近鉄線に乗り五十鈴川駅へ。
9時半過ぎに五十鈴川駅に到着。


天気は最高!
折り畳み自転車のブロンプトンをパタパタと組み立てて、ルートをナビにセットして出発!
本日のルート
名古屋駅 → 五十鈴川駅 → 月読宮 → 猿田彦神社 → 伊勢神宮 → おかげ横丁 → 瀧原宮 → 滝原駅 → 名古屋駅
月読宮|ツクヨミ・イザナギ・イザナミが祀られる神社
五十鈴川駅から1kmほど。すぐ到着。 車の駐車場しかないが、フェンスにチェーンをかけてロック。

ここに来た理由は、ツクヨミ・イザナギ・イザナミが祀られているから。
イザナギとイザナミは共に日本列島となる島々を生み出し、夫婦として風・山・海・火の神を産んだと言われている。 しかし奥さんのイザナミが火の神を産んだ時に火傷を負い、亡くなってしまった。
まぁ、、、火、だもんね。
それを悲しんだイザナギは黄泉の国へ行きイザナミを連れ戻そうとしたが、変わり果てたイザナミの姿に驚いて逃げてしまった。
この、神様なのに凄く人間らしいエピソードが結構好きだ。
悲しみ怒ったイザナミは「これから毎日この世の人間1000人の命を奪ってやる!」と恐ろしい宣言をした。 しかしイザナギも負けじと「だったらこっちは毎日1500人子供を産むもんね!」とケンカをしたことで、この世に生と死が生まれたというきっかけとなったと言う話になったそうだ。
さらに地上で禊ぎをしたイザナギから、アマテラス・ツクヨミ・スサノオが産まれたとされている。


そのイザナギとイザナミが、この月読宮に隣同士で祀られている。
・・・大丈夫なのか??
めっちゃケンカしてそう。
ツクヨミもたまったもんじゃなさそうだ。
ツクヨミには「苦労が絶えないね」とお参りして、イザナギとイザナミには「仲良くね」とお参りして月読宮を後にした。
イザナギとイザナミ、スサノオ、ツクヨミときて、残すはアマテラスのみ。 伊勢神宮に祀られているのがアマテラスなので、これで古事記メンバーコンプリートになる。
猿田彦神社|導きの神と芸能の神が並ぶ

月読宮から1.5kmほど。これまたすぐ着いた。
正面ではなく横のトイレ前に駐輪場があったので、そこにブロンプトンを停める。
猿田彦神社は全国各地にあり、ここも総本社というわけではない。 祀られているのは猿田彦大神、「導きの神」として知られている。
賑やかな雰囲気にあいまって、手水舎には色々なステッカーが貼られていてファンキーな感じがとても良い。

境内には”古殿池“という方位石がある。

言い伝え通りの触り方があるみたいだが、信じるか信じないかは貴方次第だ。
そのほかにもさざれ石とたから石というものがあった。


隣の佐瑠女神社に祀られているのは天宇受売命。
猿田彦大神の奥さんで、アマテラスが弟スサノオの乱暴さに嫌気がさして天の岩戸に引きこもった時、楽しい踊りで外へ誘い出した神様だ。 踊りで人を楽しませることが得意だったことから、芸能の神として知られている。

だからこの猿田彦神社には、芸能人もちょくちょく参拝にくるとかこないとか。
伊勢神宮(内宮)|ついにアマテラスに会いに行く
本日のメイン、伊勢神宮に向かう。
猿田彦神社から1kmほど。すぐ着く。
伊勢神宮とおかげ横丁の間にある駐輪場にブロンプトンを停めた。

大きな松の木の先に、立派な鳥居と橋が見えた。
ずっと来たいと思っていて来られなかった伊勢神宮。
やっとこれた。

鳥居をくぐると、板張りの橋で五十鈴川を渡る。
この橋の板の厚みは15cm。
年間700万人の参拝者が通るこの橋は、20年間で約6cm擦り減ると言われている。 渡りながら観察すると、木の節が飛び出したようになっている。それだけ擦り減っている証だ。

橋を渡ると、、、広い。ただ広い。
これほどの敷地を与えられているところを見ると、アマテラスは実在したとしたら相当な権力者だったのだろう。
美しい林をゆっくり抜けて、正宮に辿り着く。正面の石段の美しさにため息が出た。


ただそこから先は参拝者が多く、流れ作業のようで余韻に浸れなかったのはとても残念だった。 折角アマテラスに会いに来たのに、少しがっかりした。

おかげ横丁|伊勢うどんで気分を切り替える
伊勢神宮を後にしてすぐ隣から始まるおかげ横丁。 三連休の中日とあって凄い賑わいだ。
凄く良い!やっぱりここは賑わってないと!

有名な店があったのかも知れないが、人が多くてゆっくりは周れなかったが、伊勢うどんが食べられる店をみつけ入店し注文した。

伊勢うどんを「のびたうどん」と表現する人もいるが、鍋焼きうどんが大好きな僕にとって伊勢うどんはとても美味しかった。大満足だ。
瀧原宮へ|ブロンプトンで55kmのサイクリング
コースの概要
目的地は「瀧原宮」。
アマテラスが祀られている別宮だ。
昔は伊勢神宮参拝の後、熊野古道を通って瀧原宮へ参拝していたらしい。
五十鈴川の上流に位置する。
伊勢神宮からは約55km。
のんびり行こう。
道中の様子
思ったほど坂は酷くなく、緩やかなアップダウンが続く道。 コンビニも定期的にあって補給には困らなかった。 絶景こそないが、渡会の美しい茶畑が広がる。
たった55km、されど55km。
最大の誤算はストレッチのきかないデニムで来てしまったこと。まじで後悔した。 肉体的な疲労もさることながら、デニムのせいで精神的にも消耗した。自業自得なのだが。
ただ前回の竹島ライドで右膝の外側に痛みが出たため、今回はサドルを5mm下げたセッティングにしていた。
おかげで膝痛は50kmを超えても起きなかった。良い調整だったようだ。
途中で熊野古道の入口を見つけ寄り道をしながら、3時間半ほどで到着。

瀧原宮|樹齢数百年の林と澄んだ御手洗場
想像と違った境内の様子
山奥に人知れず佇む厳かな神社を想像していたが、道の駅と一緒になった駐車場があり、思いのほか観光地的だった。 伊勢神宮ほどではないにしても、そこそこ人の出入りがある。

圧倒される自然と捻れ杉
ただ鳥居をくぐると、樹齢数百年の木々が作る林に圧倒された。 御手洗場は五十鈴川そのもので、上流ということもあり、伊勢神宮の御手洗場より圧倒的に澄んでいた。


山道の中腹には「捻れ杉」という、ダジャレのような名前の杉がある。
いわゆる「ゼロ磁場」のエネルギーがそうさせると言われており、方位磁石を持っていったらクルクル回るのかと期待したが、ちゃんと北は北を指していた。
それでもこの捻れ杉は見事な杉に変わりない。野暮なことをしたと反省した。


アマテラスへ世界平和の願掛け
伊勢神宮よりも厳かな雰囲気の中、アマテラスに世界平和の願掛けができた。来て良かった。
「何故世界平和?ジョンレノンなの?」と思われたかも知れないので補足しておく。
天皇との繋がりが深い神社が「神宮」と呼ばれる。
アマテラスへのお願いは、個人的なことより国全体に関わることが良しとされているからだ。
ごえんかふぇ|旅の疲れを癒やす太陽みたいなカフェ
帰りは疲れたので滝原駅から輪行することにした。
ただ電車の本数が恐ろしく少ないため、時間潰しに近くのカフェへ。
「ごえんかふぇ」

笑顔が素敵なマスターと奥さんの2人でやられている、こじんまりとした雰囲気の良いカフェだった。
コーヒー一杯でも丁寧に豆を挽きドリップしてくれる。
テラス席を使わせてもらえるか聞くと、満面の笑顔で許可してくれた。



そうか、笑顔は太陽という。 アマテラスは太陽の神。 アマテラスの神社の近くのカフェは、太陽みたいなカフェだったんだなと一人で納得した。
1日の疲れが癒やされた。

まとめ|伊勢神宮を自転車で巡る旅を終えて
ずっと行きたかった伊勢神宮。
期待が膨らみすぎていたのかも知れないが、批判を恐れずに素直な感想を言うと、思った以上に観光地になりすぎていると感じた。
岡崎の須佐之男神社で感じた、まるで異世界に迷い込んだような感覚とは違った。
今日行った中では、猿田彦神社が一番好きだったかな。
導きと芸能の神にふさわしい明るい空気を感じれた神社だった。
とは言え念願の伊勢神宮に行くことができて大満足な一日になった。
心がポカポカした。
電車の時間になったのでブロンプトンをしまい乗り込んだ。すぐにウトウトと眠ってしまった。

あぁ、今日も良い旅だった。
さぁ、次は何処へ行こうか。


コメント
伊勢神宮への輪行おつかれさまです!
境内にBROMPTONがよく映えてますね^ ^
伊勢神宮の内宮はかなり観光地化されていて混雑がひどいので、私も外宮や猿田彦神社の方が雰囲気があって好きです笑
ぽんさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
伊勢神宮は本当に素敵な場所でしたが、自分があまりにも期待しすぎていたのかもしれません。
もしくはまた行くべき時期ではなかったのかもしれません。
やはり事象の出会いとは必然であるべきで、行こうと思ってもなかなか行けなかったのはそういう意味だったのかも知れないと今更ながら感じております。
また時期を見て行くべき時に行ければと思っております。
でも猿田彦神社はなんか好きでした(笑)