第16話 海沿いの絶景ルートとつぶてヶ浦から詣る伊勢神宮

STORY

前回、ずっと行きたかった伊勢神宮へ念願叶って行くことができた。
そして伊勢神宮に行けたら、次は必ずここへ行こうと決めていた場所がある。

それが つぶてヶ浦 だ。

つぶてヶ浦の名前の由来は、こんな伝説から来ている。

その昔、伊勢の神々が力比べをしようと思い立ち、対岸に向かって石や岩を投げて遊んでいた。
神様が投げた一番大きい岩が対岸の内海に落ちて「高峰山」となり、
二番目に大きい岩が落ちた海岸は、いつからか「つぶてヶ浦」と呼ばれるようになった。

そんな場所があると知ってしまった以上、行かないと伊勢神宮参拝が終わらない気がする。
ということで、実際に行ってみることにした。


本日のルート

名古屋 → 河和駅 → 海岸線 → 桜公園 → つぶてヶ浦 → 内海駅 → 名古屋

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名古屋から河和駅へ

河和駅までは名古屋から急行で約1時間。
乗り換えなしで行けて、運賃は 1,050円

いつものように金山までは電車が混むが、それ以降はそれほどでもない。

そして河和駅に到着。
ここは知多半島の先端にある 終点駅

行き止まりの駅特有の、どこかレトロな雰囲気が漂っていてとても良い。

駅を出て駐輪場の近くで、折り畳み自転車 ブロンプトン をパタパタと組み立てる。
いつものように velo2 にナビをセットして、いざ出発。


どらやき海のドラゴンへ

ここから海岸線を走るルート上に、

  • どらやき海のドラゴン
  • ぽん菓子専門店ぽんかふぇ

という2つの気になるお店がある。

さすがに両方は行けない。
電車の中でずっと悩んでいたが、今日は どらやきの日 にした。

河和駅から約3km。
どらやき海のドラゴン に到着。

期間限定の いちごどらやき を注文。

生クリームといちごに目が行きがちだが、実は 生地がとても美味しい

ふわふわなのに、しっかりと香ばしい。
甘さとのハーモニーが素晴らしかった。

価格は 605円


海岸線の絶景ゆるポタ

さぁ、絶景を見ながらゆるポタ再開。

潮の香りと、ところどころで漂ってくるバーベキューの匂い。
今日は少し肌寒いのに、なぜか夏を思い出してテンションが上がる。

良い景色のところでは止まって眺め、写真を撮る。
そんなことを繰り返していたら、気づけば半島の先端を過ぎて折り返していた。

折り返してからは 強烈な向かい風

全然進まない。

でも、綺麗な景色が
「ゆっくり見ていってよ」
と言っているようにも感じた。

至るところに漁港があり、それらを繋ぐように道路が走っている。

地元 福井県の越前海岸(越廼あたり) と雰囲気が似ていて、少し懐かしい気持ちになった。


桜公園へヒルクライム

次の目的地は 桜公園

途中から登りに入る。

細い民家の路地を縫うように登っていく坂は、少し不安になるような道。
しかしそこを抜けると、急に開けた畑が広がる。

畑の農道を気持ちよく走ると 桜公園の看板 が見えてきた。

最後の坂を登りきり、公園に到着。

正直に言うと、想像していたような観光地の整備された公園ではなく、
わりと 普通の公園 という印象。

しかし——

景色だけは普通じゃなかった。

しばらく見惚れて、動けなくなった。


富士ヶ嶺神社

公園のすぐ隣には 富士ヶ嶺神社 という神社があった。

ここは 富士ヶ嶺の山頂(三角点) に位置する、まさに山頂の神社。

祀られている神様は
コノハナサクヤヒメ(別名:サクラオオトジノカミ)

桜と縁の深い神様で、
富士ヶ嶺神社と桜には深い関係があるらしい。

自分の記憶が正しければ、コノハナサクヤヒメは
アマテラスの孫 ニニギノミコト と結婚し、その子孫から
初代天皇・神武天皇 が生まれたはず。

……まぁ、それはさておき。

風が強く、寒くなってきたので下ることにした。


つぶてヶ浦

次の目的地は、ついに つぶてヶ浦

桜公園からはすぐで、海岸線の向こうに 鳥居 が見えてくる。

到着してまず驚いたのが、その鳥居。

大きな花崗岩の上に立っている。

遠目にはコンクリートに見えたが、近くで見ると しっかり木造
調べてみると、これは 伊勢神宮の式年遷宮(20年ごとの建て替え)で出た廃材 を使っているそうだ。

その鳥居の奥には、神様が伊勢神宮から投げたと言われる「つぶて」。

……つぶてと言うには、いささか大きすぎる。

ただ、もう一つの岩は 山になっている ので、
それと比べれば確かに「つぶてサイズ」なのかもしれない。

そしてこの鳥居、実は 伊勢神宮の方向を向いている

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Googleマップで確認したので間違いない。

なんだかロマンがあって良い。


本当は夕日を見たかった

本当はここに 夕方に到着して、夕日が沈む景色 を見たかった。

しかし今日は

  • 早く着きすぎた
  • 風が強すぎる
  • 砂で目が痛い

という三重苦。

ブロンプトンも 砂まみれ

ということで、今日はここで帰ることにした。


内海駅から輪行

内海駅に到着。

ブロンプトンを折りたたみ、輪行袋へ。
ここからは一本では帰れないので 富貴駅で乗り換え

名古屋まで 1,260円


今日のゆるポタ

今日は海が好きな自分にとって、
海をたくさん感じられる最高のゆるポタ だった。

そして何より、
伊勢神宮参拝の締めくくりとして完璧な旅 だったと思う。

風が弱かったらもっと良かったかもしれない。

でも——

あの強風の中で見た つぶてヶ浦の鳥居 は、
きっと一生忘れることはないだろう。

あぁ、今日も良い旅だった。

さて、次はどこへ行こうか。

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