ブロンプトンの軽量化カスタムとして、今回はシートポストをカーボン製に交換してみた。
以前、ハンドルバーをカーボン化したことに続き、今回はシートポストのカーボン化である。
今回使用するのは、有名メーカーの高価な製品ではなく、無名メーカーのカーボンシートポスト。購入価格は7,280円だった。
有名メーカーのカーボンシートポストは、私が調べた範囲では25,000〜35,000円ほどするものもあるため、かなり手を出しやすい価格だと思う。
ただし、シートポストは体重を支える重要なパーツ。価格だけで判断せず、製品の耐荷重や取り付け状態を確認したうえで使用したい。
純正シートポストの重量とサイズを確認
まずは、ブロンプトンから純正シートポストを取り外して重量を測ってみた。
純正シートポストのスペックは次のとおり。
- 重量:500g
- 長さ:531mm
- 径:31.8mm
実際に、写真の状態でスケールに載せて計測すると、表示は500.0gだった。

カーボンシートポストは219g
一方、今回購入したカーボンシートポストのスペックは次のとおり。
- 重量:219g
- 長さ:580mm
- 径:31.8mm
固定用パーツを含めた状態で実際に計測してみると、スケールには219.0gと表示された。

純正シートポストとの差は、単純計算で次のとおり。
500g − 219g = 281g
今回の測定条件では、シートポスト交換だけで281gの軽量化になる。
径は純正と同じ31.8mmなので、サイズ上はそのまま交換できるはずだ。
そのまま装着すると49mm長かった
早速、カーボンシートポストをブロンプトンに取り付けてみた。
取り付け自体は問題なく進んだが、やはり見た目にも少し長い。
純正の長さが531mmなのに対して、今回のカーボンシートポストは580mm。
差は次のとおりだ。
580mm − 531mm = 49mm
約49mm長いことは、購入前からスペックを見て分かっていた。
「もしそのまま取り付けても違和感がなければ、切断せずに使おう」と考えていたのだが、実際に装着してみると、やはり少し長く感じる。
これは……切るしかない。


ソーガイドを使って50mmカット
カーボンシートポストを、余分な長さの分だけカットすることにした。
切断位置がずれないようにソーガイドを取り付け、メジャーで長さを確認する。
今回は端部から約50mmの位置を切断することにした。
【画像5:切断位置の測定】
ソーガイドを固定し、切断する位置をメジャーで慎重に測定している。写真では約5cm付近を確認している。


ソーガイドを付けた状態で、ノコギリを使ってギコギコと切断していく。
580mmから50mmカットするので、切断後の長さは単純計算で約530mm。純正の531mmとほぼ同じ長さになる。
切断作業では、カーボンの粉じんを吸い込まないように防じんマスクや保護メガネを使用し、切断面にカーボン繊維の浮きや割れがないか確認したい。
純正の石突を移植する
切断後は、純正シートポストに付いていた石突を移植する。
この石突がカーボンシートポストにもぴったり収まったため、そのまま使うことができた。

カーボンシートポストへの交換が完了
サドルを取り付け、シートポストを車体に戻す。
カーボン特有の織目模様が見えるため、純正のシートポストとは雰囲気が大きく変わった。
全体で見ると、黒いカーボンシートポストが車体のカラーにもよく合っている。
長すぎたときの違和感もなくなり、うまくまとまったと思う。



カーボン化によるデメリット
今回の交換には、もちろんデメリットもある。
上からスポッと簡単に抜けてしまう。
これは防犯上マイナスになる。
更に高さ調整も今までは何も考えずにストップする位置まで引き上げてロックするだけだったが、目盛をみて合わせる必要が出てくる。
しかし実はと言うと、私のブロンプトンは純正のシートポストの場合クランプを緩めても一旦引っ掛かりリアホイールとフレームをグッと押しつけてやらないとシートポストが下まで下がらなかった。 これはシートポストにかえりが付いていて、それが抜けないようになる仕組みだったりするんだけど、それが仇となってた感じだ。 よく動画でパタパタシュンカチャと折り畳む様をみるが、私のはパタパタシュン、グッグッドスン、カチャだったのだけれど、今回のシートポストに交換した事で、パタパタシュンカチャが可能になった。 これは先ほどのデメリットを大きく上回るメリットと感じた。
ブロンプトンの個体差による問題も解消
ブロンプトンはハンドメイドであるため、車体ごとに個体差があるという話は有名だ。
私のブロンプトンは、純正シートポストを使っているときに、シートポストが下までスムーズに下がらないという部分に個体差が出ていたのだと思う。
今回のシートポスト交換によって、その問題も解消された。
軽量化できただけでなく、折りたたみ動作までスムーズになったので、今回のカスタムは大満足の結果になった。
ただし、シートポストは走行中の荷重を受けるパーツなので、取り付け後は必ず次の点を確認したい。
- シートポストが規定の最低挿入量まで入っているか
- シートクランプを締めたあとにシートポストが沈まないか
- サドルが前後左右に動かないか
- カーボンに割れ、欠け、繊維の浮きがないか
最終重量は9.89kg
最後に、カスタム後のブロンプトン全体の重量を測ってみた。
吊り下げ式のデジタルスケールで計測した結果は、9.89kgだった。

今回のシートポスト交換によって、測定上は281g軽くなった。
これで、私のブロンプトンは9kg台まで軽量化できた。
8kg台まで到達できたら、いったん外しているフェンダーを戻したいと思っている。
やっぱりフェンダーは欲しい。
軽さを取るか、実用性を取るか。
ブロンプトンのカスタムは、このバランスを考える時間も楽しいところだ。



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