久しぶりの輪行(りんこう=自転車を折りたたんで電車で移動するスタイル)ライド。
折りたたみ自転車のブロンプトンに乗り、東武線直通の電車で日比谷駅まで。
港区に建つセルフビルド建築「蟻鱒鳶ル」と、国立新美術館の「ピカソ meets ポール・スミス」展を巡る、午前中だけで完結するのんびりアート建築コースの記録です。
今回のライド概要


| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日時 | 2026年8月16日(日) 6:00頃出発 |
| 天候 | 曇り時々晴れ |
| ルート | 日比谷駅 → 蟻鱒鳶ル → 国立新美術館 → 日比谷駅 |
| 移動手段 | ブロンプトン輪行(草加駅6:11発・乗り換えなし) |
ブロンプトンに乗るのは久しぶりだったので、今回は無理のない行程を組みました。
輪行スタート!朝7時の日比谷駅でブロンプトンを組み立て
草加駅6:11発の電車に乗って日比谷駅へ。
今回日比谷駅を選んだ理由は、草加駅から乗り換えなしの直通で行ける便利さです。
日比谷駅周辺は有楽町駅などさまざまな路線の駅が集まっているので、もしこの記事を読んで「やってみよう」と思った方がいたら、ご自身がいつも利用している路線で日比谷駅周辺まで行ける便利な駅を選ぶのがおすすめです。
日比谷駅は日比谷マリンビルの地下にあり、地上に上がるとマリンビルそのものに出ます。
朝7時ということもあり人もいないので、ゆっくりとブロンプトンを組み立てました。
少しばかり軽量化したおかげか、地下から地上へ上がる際にそれなりに階段を登ったものの、以前ほどつらくは感じなかった気がします。
たかが300g、されど300gなのかもしれません。

朝の港区を走る——まずは「蟻鱒鳶ル」へ
マリンビルを出発し、皇居とは反対の港区側に向かって走り出します。
久しぶりの自転車に、思わず顔がニヤけてしまう。
やはり五感すべてで「今」を感じられる自転車は最高だなと、改めて感じました。
芝大門で記念撮影
途中、芝大門という場所に立派な大門と東京タワーが見えるスポットがあり、思わず立ち止まって記念撮影。朝の澄んだ空気の中、気持ちよくペダルを漕ぎます。

蟻鱒鳶ル(アリマストンビル)——セルフビルド20年の異形建築
今回のひとつ目の目的地は蟻鱒鳶ル(アリマストンビル)です。
建築家の岡啓輔さんが設計から施工までをすべて自分で行う「セルフビルド」で、20年にわたりつくってきた異形の建築物です。
工期の長さから「東京のサグラダ・ファミリア」とも呼ばれてきました。
もうちゃんと完成して、今では港区の文化的ランドマークとされています。
それを生の目で見てみたい——そう思って向かいました。
少し走ると坂が現れ、登りきる途中で蟻鱒鳶ルに到着。
もう少し大きいと想像していた蟻鱒鳶ルは、少しこじんまりしているように感じました。
しかし造形は少しもこじんまりしておらず、図々しいほどに存在を主張していました。
建築物でありながら芸術品だと感じました。
これを設計してデザインしてセルフビルドするなんて、凄すぎます。

丹下健三設計「クウェート大使館」との出会い
蟻鱒鳶ルをひと通り堪能して振り返ると、後ろにも何やら存在感あふれる建築物が建っていました。Googleマップで調べてみると、なんと駐日クウェート大使館でした。
大使館ってこんなに凝ったデザインなんだ? と驚いてネット検索してみると、設計したのは「世界のタンゲ」こと丹下健三という有名な建築家(1970年竣工)だそう。
有名な建築家が設計した建築物がこんなにゴロゴロとあるなんて、流石港区だなと感心しました。

大使館通りと外苑東通り——慶應義塾大学から東京ミッドタウンまで
登ってきた坂を下り暫く走ると、途中に何やら立派な建物があり、立ち止まると「慶應義塾大学」でした。さらに進むと、イタリア大使館、オーストラリア大使館、フィリピン大使館と、大使館までゴロゴロと並んでいます。




フィリピン大使館を過ぎて外苑東通りを走っていると、東京ミッドタウンを発見。
「芸能人とかいそうだな」なんて考えながら走っていました。
ただ、外苑東通りは自転車専用レーンに車がたくさん駐車されていて、非常に走りづらかったです。
やむなく、しっかり後方確認をしたうえで車道側に膨らみ、路駐している車を追い抜いたのですが、その後、後続の車にしばらく並走されて、えらく睨まれてしまいました。
こんなキラキラした華やかな街に住む人でも、心はギスギスして貧しい人もいるんだなと驚きました。

国立新美術館「ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ」
ほどなくして国立新美術館(The National Art Center, Tokyo)に到着。

しかし開場は10:00からで、現在時刻は8:15。
めちゃくちゃ時間あまってしまった……。
カフェでも行って朝ごはんがてら時間を潰すことにしました。
青山のドトールに着いて、サンドウィッチとコーヒーを注文し、1時間ほどまったり過ごします。

9:20頃に出発し、9:30には美術館へ戻りました。
門が開いていたので中に入り、駐輪場にブロンプトンを停めます。

今回のふたつ目の目的地はこの国立新美術館。
ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へという、ピカソの作品を展示する会場をポール・スミスがレイアウトするコラボレーション展(会期:2026年6月10日~9月21日、パリ国立ピカソ美術館との共同企画)が開かれているので、興味があって行ってみました。
チケット売り場は9:50からとのことで並んで待ち、時間になってチケットを購入して入館。
10:00まで会場の入り口で待ちました。
入場すると、ピカソの絵を結構近くで見ることができました。
そしてピカソが芸術界に与えた影響についても解説されており、ピカソの凄さを改めて感じました。
正直、ピカソのキュビスムの良さはわかりませんが、時代を変えた人だということはわかりました。
飛躍しすぎかもしれませんが、ピカソがいなければ「写実通りに描くこと」が芸術の主流のままで、漫画やアニメもまた変わったものになっていたかもしれない。
言うなれば芸術界の吉田松陰のような存在だと思います。
個人の感想なので、間違った解釈をしていても容赦願いたいです。








美術館では他にもたくさんの展示会が行われていました。
高校生の国際コンクールもやっていたので、面白そうだと思って覗いてみると、写実的で高校生が描いたとは思えない絵から、自由奔放に自分を表現している絵までいろいろあり、とても楽しかったです。



帰路——国会議事堂・桜田門を経て日比谷駅へ
美術館を後にして帰路へ。
日比谷駅に向かう道中、国会議事堂があったので記念撮影をしました。
桜田門付近では警視庁や法務局を見ながら「警察が桜のマークを使うのは、桜田門だからなのか?」なんて考えつつ走っていると、日比谷駅に到着。
マリンビルの入口でブロンプトンを折りたたみ、地下鉄に乗り込んで草加駅へ戻りました。

まとめ——午前中に完結する輪行ライドのすすめ
午前中で全部終わりました。
朝早く行動して、昼には満足して家にいる。
1日がとても有意義になった気分になります。
移動そのものも楽しみになるブロンプトン輪行は、休日の過ごし方として本当におすすめです。
良い休日でした。



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