前回からの続き。
折り畳み自転車に興味を持ってくれた後輩と話が弾み、気づけばすっかり遅い時間になっていた。
「少し腹減りましたね」と後輩が言うので、近くの牛丼屋に誘った。
店内にはサラリーマン風の男性がカウンターに二人、テーブル席には大学生らしき二人組。
それぞれ静かに食事をしている。
自分たちは空いているカウンター席に並んで座り、牛丼を注文した。
自転車ヘルメットは義務?努力義務?

さて、ヘルメットの話だったね。

そうなんです。
正直、先輩の話を聞いてて自転車楽しそうだなぁ、やってみたいなぁって思うんですけど…ヘルメットやピチピチのウェアに抵抗があって一歩踏み出せないんですよね。
で、どうなんですか?

一旦ピチピチのウェアは置いておくよ。
ヘルメットは2023年からすべての自転車利用者に着用の努力義務になっている。
つまり着用するよう努力することが求められているけど、罰則は今のところない状態だね。

ん?
つまり着ける努力を義務にするってことですか?
凄い中途半端ですね。

確かにそう感じる人は多いと思う。
俺も2026年4月から始まる自転車の青切符制度のタイミングで、なぜ義務化しなかったのか少し疑問ではあるけどね。
自転車は車道を走る乗り物

あっそれに4月からって、歩道じゃなくて車道しか走れなくなったんでしたっけ?

いや、それは誤解だね。
自転車は昔から軽車両だから、基本は車道を走る乗り物なんだ。
ただし、自転車通行可の標識がある歩道なら、歩行者優先で徐行すれば今まで通り走行できる。

車道が怖かったら歩道を押して歩いて、乗れるところだけ乗る感じですか…なんか楽しそうじゃないですね。

そんな乗り方してたらな(笑)
だから俺は交通量の少ない郊外まで輪行して走ることも多い。
都市部は徒歩や電車の方が楽な場面も多いからね。
原付より速いのに努力義務?

確かにそれは言えますね。
でも自転車って頑張れば30km/hくらい出ますよね?
原付バイクはヘルメット義務なのに、自転車は努力義務って不思議じゃないですか?

そこは結構勘違いされてるところなんだけど、原付は原動機付自転車という別のカテゴリーなんだ。


へっ?
違うんですか??

自転車は軽車両。
実は馬車と同じ分類なんだよ。

馬車!?(笑)

警察庁の説明でも、自転車には基本的に法定速度が設定されていない。
ただし道路標識で制限速度がある場合はそれに従う必要がある。

じゃあ原付より速く走ることもあるのに、ヘルメットは努力義務なんですね。

ロードバイクだと40km/h以上出ることもあるからね。
ただそのくらいの速度で走る人は、ほぼ全員ヘルメットを被っているよ。
ヘルメットなしは死亡率が約2倍
ちょうど牛丼が運ばれてきた。
自分は紅生姜と七味を乗せ、箸を取る。
後輩は生卵を溶いて上からかけ、勢いよく食べ始めた。

その観点で言うと、原付より自転車の方が安全だと考えられているのかもしれないね。
でも車道を走る以上、車との接触事故の可能性は常にある。
それに自転車って、倒れただけでも結構な高さから頭を打つことになるんだ。
実際、警察庁のデータではヘルメット未着用の場合、致死率は約2倍と言われている。
数万円のヘルメットで命を守れるなら、俺は被らない選択肢はないと思ってる。

2倍って…結構違いますね。

自転車ヘルメットはダサい?

確かにヘルメットの重要性はわかりました。
でもなんで自転車のヘルメットってあんなにダサいんですか?
もうちょっとオシャレなのないんですか?

うーん、最近は結構増えてきてるよ。
MIPS搭載ヘルメットとは

最近の自転車ヘルメットにはMIPS(ミップス)という安全技術が搭載されているモデルも多い。
これは衝撃を受けた時に、ヘルメット内部のレイヤーがわずかにスライドして回転衝撃を逃がす仕組みなんだ。
自転車事故では斜め方向からの衝撃が多いから、脳へのダメージを減らす効果が期待されている。
街乗り系ならGIROのCaden MIPSⅡなんかはデザインも悪くないと思うよ。

自分が使っているヘルメット

ちなみに先輩はどんなヘルメットかぶっているんですか?

俺はロードから折り畳み自転車に変えてから、街乗り用に変えた。
bernのMACON VISOR2.0ってヘルメット。
後輩は箸を咥えながらスマホで検索し始めた。

これっすか?
これ自転車用なんですか?
スケボー用っぽいですね。


ちゃんと自転車用だよ。
このメーカーはスケボーとかスノーボード系のブランドなんだけどね。
本当はThousandのヘルメットが欲しくて自転車屋を回ってたんだけど、どこも置いてなくて。
試着したらbernがめちゃくちゃ被り心地よくて、それで買った。
おしゃれヘルメットならThousand

Thousand…検索っと。
おー、これはちゃんとオシャレですね!


“ちゃんと”って(笑)
Thousandは1000人の命を守るというコンセプトで作られたブランドなんだ。
スポーツ感の強いヘルメットが苦手な人でも被れるように、
ファッション性と安全性を両立させている。
つまり後輩くんみたいに
“自転車乗りたいけどヘルメットがダサいから…”
って思っている人のためのヘルメットだね。

それ最高じゃないですか。
これ第一候補っす!
ヘルメットは試着が大事

でもヘルメットは必ず試着した方がいい。
頭の形って人それぞれ違うからね。
最近はジャパンフィットとかアジアンフィットも増えてきたけど、昔の欧米ブランドはこめかみ辺りが痛くてかぶってられなかった(笑)

じゃあThousandが試着できてフィットしてたら、そっち選んでました?

それはわからないな。
bernの被り心地が良すぎたから(笑)

でも先輩の話聞いて、ヘルメット被ってみようと思いました。
うち、まだ子供も小さいし。

…そうか。
それ聞けただけでも、ご飯誘った甲斐があったよ。

あ、先輩。
ウェアの話置いてかれましたけど、ピチピチのやつってやっぱ意味あるんですか?

おいおい、今からウェアの話する?
遅くなるぞ(笑)
ふと気づくと、店内には自分たち二人だけになっていた。

あっいっけね!
もうこんな時間だ!
奥さんに怒られる!
また今度、話の続きしましょう!

わかったよ(笑)
よし帰るか。
つづく
まとめ
- 自転車ヘルメットは2023年から努力義務
- 現在は罰則なし
- ヘルメット未着用は致死率約2倍
- 最近はおしゃれなヘルメットも増えている
- ヘルメットは必ず試着して選ぶのがおすすめ
初めての自転車ヘルメット おすすめ3選 比較
| 項目 | ① GIRO Caden MIPS II |
② bern MACON VISOR 2.0 |
③ Thousand Heritage 2.0 |
|---|---|---|---|
| 参考価格 | 19,800円 ※店舗・時期により変動 | 12,375円 ※店舗・時期により変動 | 15,950円 ※店舗・時期により変動 |
| MIPS搭載 | ✓ あり | なし | なし |
| ジャパンフィット | 要確認 | ✓ 対応 | 要確認 |
| デザイン系統 | スポーティー アーバン |
ストリート スケーター |
ミニマル ファッション |
| こんな人に | 安全性重視で コスパを求める人 |
被り心地と ストリート感重視 |
デザインで 選びたい人 |
bern
MACON VISOR 2.0
12,375円
※店舗・時期により変動
👤 「いかにも自転車」に見えるのが嫌で、ストリート感のあるデザインが好きな人向け。
Thousand
Heritage 2.0
15,950円
※店舗・時期により変動
👤 ヘルメットをファッションとして選びたい、デザインにこだわりがある人向け。MIPSより見た目を優先したい人に。
※掲載価格は2025年3月時点の参考価格です。実際の販売価格は時期・販売店によって異なります。
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