2月だと言うのに、春のような暖かい週末だった。
土曜日は休日返上で仕事、日曜日も朝一に用事があった為、日曜の10:30からの出発になった。
須佐之男神社の見どころ|岡崎市指定文化財「夫婦ヒノキ」
須佐之男神社とは?
目的地は須佐之男神社だ。
須佐之男と言えば、天照大神の弟で素行がめちゃ悪いので有名だ。あまりにも素行が悪いため、須佐之男にお祈りすれば厄も怖がって寄ってこないだろうと、「厄除けの神」として全国に神社が点在している。それだけ需要があったということだ。
ではそんな各地にあるのにも関わらず、何故岡崎の須佐之男神社に行きたかったのか?
ここには岡崎市指定文化財である「夫婦ヒノキ」がある。それをこの目で見たかったからだ。写真では見た事があって、凄いなー見てみたいなぁと。そこに今から行って自分の目で見ることができるなんて最高じゃないか。
本宿駅から須佐之男神社への道のり|自転車ルート詳細
森の中へ
本宿駅に到着して、ブロンプトンを展開する。

そしてvelo2にナビを登録し出発!本宿駅から約8kmほど。5kmほどは平坦で、暖かい天気も相まって気持ちの良いゆるポタになった。
本宿駅付近はアウトレットモールへ行く車こそはあれど、少し離れれば車通りが少なく自転車が走りやすい地域だった。
未舗装路エリアの詳細
残り3kmに差し掛かり、登りになる。サイコンがないので勾配はわからないけど、体感4〜6%ほど。4速しかないブロンプトンでも登れないことはない。
ただ残り1kmくらいから道が未舗装路に近くなってくる。

5cm位の角のたった石コロがゴロゴロしているので、サイドカットしない様に慎重に道を選ぶ。その辺りから人気が全く無く、冬眠明けの熊と遭遇しないかハラハラしだす。熊鈴を忘れたのが悔やまれた。
残り500mくらいになると、道幅も狭くなり乗車を諦めて押し歩く事にした。
道幅は狭く所々路肩が崩れ落ちている。人気は全くなく、不思議と獣の気配もなく静まりかえっていた。
ふと不安な気持ちに襲われたとき、森の緑の中に鮮やかなしめ縄の色が見えた。それは目的地に到着した事を意味していた。
異様な静けさの中、突如現れた鳥居としめ縄。
背筋がゾクっとしたのを感じた。
圧巻の夫婦ヒノキ|樹齢400年の迫力
神域への入り口
近づくとしっかりと手入れをされた須佐之男神社が現れた。

はやる気持ちを抑えて鳥居の前で一礼し、神域に入る。左右の阿吽の狛犬に目をやった後、急な階段の上を眺めると——
階段の左右に堂々とたつ夫婦ヒノキに圧倒された。

脳内では天空の城ラピュタでパズーが竜の巣を越えてラピュタを見つけた時の音楽が流れた。さっきまでの恐怖は完全に消え、今ある感情は「感動」だった。そして「圧巻」だった。
夫婦ヒノキとは?
神社の近くにはすぐ火がつく針葉樹ではなく、密度が高く火が付きにくい広葉樹を植えて、山火事の際に延焼から社を守る為に植えられてる事が多い。
そしてこの夫婦ヒノキは樹齢が400年と言われている。つまり400年もの間、奥の社を歴史と共に守ってきたということになる。
もうスケールが大きすぎて笑けてくる。
灯篭の隣に賽銭箱があったので御賽銭をいれて、厄払いのお祈りをした。
階段を登って体感する歴史
その後我慢ができず、階段も登ってみた。
途中までは新しい階段だけど、途中から石積みの階段に変わる。苔むしてる上にかなり急だ。この階段も400年前からあるのだろうか?左側に手摺が付けられているがこれが無いと怖くて降りられないくらいだ。

夫婦ヒノキに触れると、生き物に触れているような不思議な暖かさを感じた。
上からみるヒノキは地面に着きそうに見えるくらい枝が垂れて見える。ヒノキの内側から空を見た時の太陽は優しく見えた。


なんて懐が深い木なんだろう。
この目でみて、手で触れて、感じれて、本当によかった。
ひと通り堪能した後、くだる事にした。未舗装路のくだりはスリリングだったが楽しかった。
ブロンプトンG LINEが欲しくなった。
須佐之男神社出発:12:30
須佐之男神社から竹島へ|山越えルート
ルート選択:迂回 vs 山越え
ここから予定では蒲郡にある竹島に行く。
ルートを検索すると、山を迂回して30km程の道か、山を走って20kmの道か。Googleマップで見るとそんな酷い勾配では無さそうだったから、まぁ近い方が良いだろうと山を抜けるルートを選択。
山越えルートの特徴
- 勾配:恐らく6〜8%程度の登り
- 道路状況:舗装路、交通量少、道幅狭い箇所あり
- 景色:山頂付近から蒲郡方面の眺望あり
- 注意:ラリー開催日(2/28・3/1など)は通行止めの可能性
velo2の山岳表示トラップに注意
一旦本宿駅側まで戻り、アウトレットモールの側を抜けて暫くしたら山道に入る。
車通りも全然無く快適だった。所々にラリー開催のため2/28・3/1は通行止めと看板がたっていた。ラリーをするには中々のコースだ。見てみたいな。
そんな事を考えているうちに徐々に勾配もキツくなってきた。
7〜8%程はあったんじゃないかな?
ただ velo2 のクライムビュー、これは反則だ。
velo2 は坂に差し掛かるとクライムビューモードに切り替わって、あとどの位の距離があるかって出るんだけど、表示は後80m。あと少し頑張ろうって頑張ってカーブを抜けたらまた坂。。。
そして velo2 もまた新たな山岳コース表示に切り替わる。
いやいやいや、、、合算してくん無いかなぁ。絶望しかないんよ。
ヒルクライムのご褒美
そんなこんなで数百m毎にやってくる山岳コースを幾度と越えて心を折られかけたところで、ようやく山頂と思われる所につき降りにはいる。
車通りが少ないわけだ。ここから急に道幅が狭くなってて車ではすれ違うのがやっとな感じだった。
山の反対側はみかん畑だったのかな?そこら中にみかんが転がっててカラスがそれらを狙っていた。
くだって暫くしたら景色がいい所に出たので止まって景色を堪能する。

久しぶりにみたなぁ、こう言う景色。そんな事を考えながら久しぶりに酷使したヒルクラ筋を軽くマッサージする。
降りは車一台ともすれ違わなかった。そのくらい車通りが少なかった。
その後もみかん農家と思われる付近を走るとあっという間に、竹島に到着した。
竹島到着:14:30
竹島の5つの神社巡り|蒲郡のパワースポット
腹ごしらえから
もうお腹が減りすぎてやばかったので何か食べるものないかとお店を探したら、ハンバーガーの移動販売を見つけてそこでチーズバーガーを頼んで食べた。



絶品だった。
竹島とは?
駐車場にブロンプトンを停めて、竹島にかかってる橋へ。
海だ。やっぱり海はいい。

地元が海が近かったためやっぱり海は落ち着く。地元にも雄島と言う島があってそこに200m程の橋がかかっているが、竹島は倍近い長さではなかろうか?
竹島は島丸ごと神域であり、国の天然記念物に指定されているパワースポットとしても有名だ。
中でも八百富神社は日本七弁天のひとつとなる。弁天とは七福神の一柱で、水の神様なんだとか。
宮島、竹生島、江の島、雄島、そしてこの竹島など水辺で祭られていることが多いそうだ。
竹島橋を渡る
島の近くにくると大きい鳥居が出迎えてくれる。

足を進めると約100段の階段が迎える。登り切ると手水舎がみえた。
竹島の5つの神社とご利益
この竹島にある神社は5つ。
| 神社名 | 主祭神 | 御利益 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ①宇賀神社 | 宇賀御魂神 | 商売繁盛 | 参道入口付近 |
| ②大黒神社 | 大国主命 | 福の神 | 境内中腹 |
| ③千歳神社 | 藤原俊成卿 | 長寿 | 境内中腹 |
| ④八百富神社 | 市杵島姫命 | 開運、交通安全 | 本殿(日本七弁天) |
| ⑤八大龍神社 | 豊玉彦命 | 厄除け | 龍神岬近く |
一気にオールマイティに願掛けができるのが竹島の魅力だ。
龍神岬からの絶景
八大龍神社の横を抜けていくと、龍神岬と言う岬にでれる。
ここからの景色はとても良かった。そこから島の周りを周回できる散策路があったので回ってみる。
島の散策路
島の海岸には貝殻が大量にあり、それが砕けたのが砂浜になっているからなのか、花崗岩が砂浜になっているからなのか、白っぽい砂浜ですごく綺麗だ。

もっとここに居たい。
自然とそう感じさせる島だった。
また、旅へ
一旦陸地に戻って周りの公園でボーッと竹島を眺めながら過ごす。

凄く人も多く賑やかで、午前中に行った須佐之男神社とは180度違う魅力がある。
帰りたくないなぁ、ここで夕陽が沈むまで居たいなぁ。

でも少し肌寒くなってきた、、、よしっ帰るとするか。

帰りは蒲郡駅から。
帰りの電車の中では心地よい疲れの中、うとうとしながら、今日も贅沢に時間を自分の為だけに使ったなぁ。と満足した心がぽかぽかしているうちに名古屋についた。
4月から自転車のネガティブなワードであふれかえっているが、ちゃんと守っても楽しいのが「ゆるポタ輪行旅」だと思う。
あぁ、今日も良い旅だった。
さぁ、次は何処へ行こうか。



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