― ブロンプトンに出会うまで ―
前回、頑張らずに自転車に乗ったら
世界が少し優しく見えた……そんな話をしました。
その帰り道にふと思った小さな決意。
「折り畳み自転車を買って、ゆるポタ旅をしたい」
こうして、折り畳み自転車探しの旅が始まりました。
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■ まずは知ること
ロードに乗っていた頃は全く視界に入らなかった折り畳み自転車。
いざ調べてみると——
「え、こんなに種類あるの!?」
走り重視もあれば、折り畳み重視もある。
この時点で軽く迷子になる。
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■ 自分にとって何を優先させるか
旅のイメージから逆算して、欲しい条件をまとめてみた。
- 1. コンパクトになる
- 2. 丈夫
- 3. ふらつかない
- 4. 軽い
- 5. 荷物が積める
- 6. デザインが良い
- 7. 日常使いできる
- 8. 持って嬉しい
- 9. 乗って楽しい
- 10. つまり、乗りたくなる
この条件に当てはまりそうなのが
ブロンプトンとダホン。
というわけで、試乗へ。
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■ 試乗してみた
まずはダホン。
「すごく良い。」
次にブロンプトン。
「すごく良い。」
ミニベロはふらつくかと思っていたけれど、どちらも普通に走れる。
ただ折り畳み性能に関してはやはりブロンプトンが凄かった。
けれど、問題は——
価格差。
ブロンプトンは“倍”…うーん。
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■ 日に日に欲しくなる
値段は気になる。
でも、頭の中にあるのはブロンプトンのことばかり。
そんな時「ロードバイク買取」の広告が目に入る。
9年間乗った相棒を手放すか……?
とりあえず査定してもらうと、思った以上の金額がついた。
決めた! 売ろう⸻
旅に出るための一歩。
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■ 運命の出会い
査定の予約をした時、お店の人が言った。
「中古もありますよ。よかったら見ていってください」
半信半疑でサイトを覗く。
すると——

フレイムラッカーのP LINE、S4L。
もう、ひと目でやられた。
しかも10万円以上安い。
気づけば電話していた。
「これ欲しいです! 当日そのまま乗って帰れますか?」
返事は快諾。
こうして、
折り畳み自転車探しの旅はあっけなく終了。
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■ 次回予告
『第3話 ブロンプトンを手にした日』
どうぞお楽しみに。



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